@article{oai:air.repo.nii.ac.jp:00005409, author = {播間, 美穂 and 成田, 好美}, journal = {秋田県母性衛生学会雑誌}, month = {}, note = {思春期女性に対するスポーツ活動の過激化に伴って, 初経発来の遅延傾向や月経異常が高頻度に現れている。しかし,競技レベルの高い運動選手だけでなく, 体力向上を目的とした部活動や地域クラブの女子高生においても, 一般女性と比較し月経周期異常の割合が高く, 初経年齢も遅延していることが報告されている。本研究は, 女子大学生の中学校・高校時代の運動習慣を振り返り,運動の有無,運動量と思春期女性の月経異常・月経痛との関連を明らかにすることを目的に,女子看護学生にアンケート調査を実施した。分析対象1 07名について,運動継続が「運動なし」, 「中学のみ」, 「高校のみ」を継続なし群68名, 「中・高継続」を継続あり群39名の2 群間で比較を行った。その結果, 継続あり群は継続なし群に比べて有意に高校時代に月経痛のある者の割合が低かった(p=0.049)。また運動継続が「中学のみ」33名および「中・高継続」39 名の合計72名では, 中学時代の月経痛の異常群の1 週間の運動時間が正常群に比べて有意に長かった(p=0.038)。運動継続が「中・高継続」の39名は, 高校時代の月経痛の異常群の1日および1週間の運動時間が正常群に比べて有意に長かった(p=0.037, p=0.034)。中学生・高校生の運動習慣は継続的で適度な内容の場合, 思春期女性の月経痛の緩和に作用するが, 運動時間の長期化により身体的, 心理的負荷が大きくなる場合は逆に, 月経痛の悪化に作用する可能性が示唆された。}, pages = {34--38}, title = {中学校・高校の運動量と思春期女性における月経異常との関連}, volume = {32}, year = {2018} }