@article{oai:air.repo.nii.ac.jp:00005408, author = {田口, 幸歩 and 成田, 好美}, journal = {秋田県母性衛生学会雑誌}, month = {}, note = {一見仲が良く見える母娘関係であっても, 娘側では母との関係に息苦しさを感じ, 心身に問題が生じカウンセリングに訪れるケースがある。青年期の母娘関係は, 青年期の発達課題であるアイデンテイティの確立および自尊感情に与える影響も大きいとされ, 母と娘の緊密な関係は, 両者の人格の発達や自立を促進する, あるいは逆に阻むようなネガティプな面ももっといえる。本研究では女子大生を対象とし, 母娘関係が青年期の娘のアイデンテイティ確立および自尊感情に与える影響を明らかにすることを目的とした。女子看護学生にアンケート調査を実施し150名を分析対象とした。その結果,母娘関係尺度の第一因子「母への信頼・支え」とアイデンティティ尺度との間に弱い正の相関(r=0.21, p<0.05), 自尊感情尺度との間に弱い正の相関(r=0.21, p<0.01) が認められた。母親と別居している者では「母への信頼・支え」とアイデンテイティ得点との間に有意な弱い正の相関(r=0.22, p<0.05), 自尊感情尺度との間に弱い正の相関が認められた(r=0.25, p<0.05)。母親と同居している者では, 母娘関係尺度の第四因子「母への依存」と自尊感情尺度に有意な弱い負の相関が認められた(r=-0.31, p<0.05)。栂娘間の信頼関係が高く, 母を支えたいと強く思っている娘は, アイデンテイティ確立と自尊感情の両方において高いことが考えられた。また, 母と別居している娘は, アイデンテイティ確立, 自尊感情が高いことが示唆され,母と同居している娘は母に依存しやすく,有能感や自分への信頼感,自信を得にくいため,自尊感情が低くなる傾向にあると考えられた。}, pages = {28--33}, title = {女子大生の母娘関係が娘のアイデンティティ確立と自尊感情に与える影響}, volume = {32}, year = {2018} }