@article{oai:air.repo.nii.ac.jp:00004671, author = {板垣, 芳雄 and ITAGAKI, Yoshio}, issue = {41}, journal = {東北数学教育学会年報, Journal of Tohoku Society of Mathematics Education}, month = {Mar}, note = {「証明」は中学校の図形領域で教えている。高校の数学にはそれに続く平面幾何は設定されていない。中学校だけでは、分量、程度ともに非常に限定されたものになり、少しでも複雑になるような定理について考えさせることはなく、教導の重点が証明文を綴ることに置かれることはない。授業の中身は、証明を生徒に実行させることではなく、「証明」についての知識を雑多に授けることになって、中学2年、3年の平面図形についての内容を教科の中でも孤立したものにしている。そもそも定理を積み重ね、証明そのことの実行に集中するのは中学生の段階では無理である。かつて学習体験が思考の鍛錬として記憶され、数学教科を越え、文系進学者にも印象強く働いた幾何、「証明を綴ること」の場を提供していた総合幾何、その論証を中心に据える平面幾何の復権が改めて模索されるべきと説く。}, pages = {3--38}, title = {ユークリッド「原論」を読み返しながら書くカリキュラム論 : 高等学校の数学に平面幾何の復興する日を夢みて}, year = {2010} }